継母はペンロド公爵夫人から特に目をかけられてるし、夫人のご機嫌とりに忙しい。だから、ロックハート家と近づくものなら、すぐ告げ口をするに決まってる。
出来れば、お姉様のためにも関係を構築したいのだけど、そうもいかないのよね。
「本当に、お断りしてよろしいのですか?」
「お茶会は、お継母様が許してくださらないわ」
「ですが、これほどご執心ということは、お嬢様とご令息の縁談をお考えなのではありませんか? 確か、三男様が十六歳になられたはずです」
「まさか! いくらなんでも、それは考え過ぎよ」
何がなんでも私に縁談を結びつけたがるダリアの言葉を笑い飛ばすと、綺麗な眉がわずかにつり上がった。
「そうでしょうか? ミルドレッド様のお立場を考えれば、もう少し交流を持たれた方がよろしいかと」
「……それはそうなんだけど」
珍しく一歩も引かないダリアは、厳しい眼差しを私に向けた。
「いい加減、ご自身の幸せをお考え下さい」
それは、結婚しろってことかしら。
出来れば、お姉様のためにも関係を構築したいのだけど、そうもいかないのよね。
「本当に、お断りしてよろしいのですか?」
「お茶会は、お継母様が許してくださらないわ」
「ですが、これほどご執心ということは、お嬢様とご令息の縁談をお考えなのではありませんか? 確か、三男様が十六歳になられたはずです」
「まさか! いくらなんでも、それは考え過ぎよ」
何がなんでも私に縁談を結びつけたがるダリアの言葉を笑い飛ばすと、綺麗な眉がわずかにつり上がった。
「そうでしょうか? ミルドレッド様のお立場を考えれば、もう少し交流を持たれた方がよろしいかと」
「……それはそうなんだけど」
珍しく一歩も引かないダリアは、厳しい眼差しを私に向けた。
「いい加減、ご自身の幸せをお考え下さい」
それは、結婚しろってことかしら。


