ヴィンセント様は、本当にお優しい。
私を傷つけないよう言葉を選び、私が自ら打ち明けることを待ってくださっている。
大きな手に、私はそっと手を重ねた。
「私も……魔法が使えますか?」
声と一緒に震える指が握りしめられ、私は強い力でヴィンセント様に引き寄せられた。
顔を上げることも出来ず、彼の胸へと頬を押し付ける。とくとくと響く心音が心地よく耳を叩いた。
「必ず使えるようになる。私が、その魔力を解放しよう」
顔を上げなくても、ヴィンセント様が静かに笑みを浮かべているだろうことが伝わってくる。
ヴィンセント様は全て知っていて、私を迎えてくれていた。私のことを、ちゃんと分かってくれていた。
嬉しさに心が満たされていく。
「……ありがとうございます」
震える声で伝えると、ほんの少し私とヴィンセント様の間に隙間ができた。
顔をあげれば、綺麗な顔がある。
私は、この方と結婚するのね。
私を傷つけないよう言葉を選び、私が自ら打ち明けることを待ってくださっている。
大きな手に、私はそっと手を重ねた。
「私も……魔法が使えますか?」
声と一緒に震える指が握りしめられ、私は強い力でヴィンセント様に引き寄せられた。
顔を上げることも出来ず、彼の胸へと頬を押し付ける。とくとくと響く心音が心地よく耳を叩いた。
「必ず使えるようになる。私が、その魔力を解放しよう」
顔を上げなくても、ヴィンセント様が静かに笑みを浮かべているだろうことが伝わってくる。
ヴィンセント様は全て知っていて、私を迎えてくれていた。私のことを、ちゃんと分かってくれていた。
嬉しさに心が満たされていく。
「……ありがとうございます」
震える声で伝えると、ほんの少し私とヴィンセント様の間に隙間ができた。
顔をあげれば、綺麗な顔がある。
私は、この方と結婚するのね。


