部屋に入ってきたヴィンセント様は、手に持っているトレーをベッド横のナイトテーブルに下ろした。
「そこで侍女殿に会ってな。ハーブ水を預かった」
「えぇ!? そ、そんな、ヴィンセント様自らだなんて」
「ははっ、侍女殿にも言われたよ」
グラスにハーブ水を注いだヴィンセント様は、私の横に腰を下ろすと、それを差し出して微笑んだ。
「二人でゆっくり話したかったんだ。起きていてくれて良かった。眠くはないかい?」
「えっ、あ、あ、はい……」
そう言われて、寝たふりをしていれば良かったのかと気づいた。だけど、もうどうすることも出来ない。
グラスを受け取り、もじもじと俯いていると「ハーブ水は苦手か?」と尋ねられた。
「いいえっ。いただきます」
慌ててグラスを傾けたけど、香りなんてちっとも分からないわ。
ドキドキと緊張していると、ヴィンセント様が「今日は驚いただろう?」と静かに問いかけてきた。
「そこで侍女殿に会ってな。ハーブ水を預かった」
「えぇ!? そ、そんな、ヴィンセント様自らだなんて」
「ははっ、侍女殿にも言われたよ」
グラスにハーブ水を注いだヴィンセント様は、私の横に腰を下ろすと、それを差し出して微笑んだ。
「二人でゆっくり話したかったんだ。起きていてくれて良かった。眠くはないかい?」
「えっ、あ、あ、はい……」
そう言われて、寝たふりをしていれば良かったのかと気づいた。だけど、もうどうすることも出来ない。
グラスを受け取り、もじもじと俯いていると「ハーブ水は苦手か?」と尋ねられた。
「いいえっ。いただきます」
慌ててグラスを傾けたけど、香りなんてちっとも分からないわ。
ドキドキと緊張していると、ヴィンセント様が「今日は驚いただろう?」と静かに問いかけてきた。


