ああ!そのこと!!

『凜々、心配しなくても大丈夫だよ!喧嘩とか出来るし!』

そう、私はお兄ちゃんと一緒に護身術を習っていたからそれなりに自分の身は守れるのだ。それに、もしかしたらお兄ちゃんよりも強い

『そこじゃないわよ。月姫は可愛い癒し系美少女なんだから男が黙ってないわよって言いたいのよ』

え?可愛い?癒し系美少女?私が?

『ふふっ。面白い冗談言うね、凜々。私は可愛くも癒し系美少女でもないよ』

『……はあ。これだから無自覚は……』

えっ!?なんか呆れられた!?

『まあいいわ。事情はわかったわ。……でも、約束して欲しいことがあるの』

『ん?なに?』

約束して欲しいこと……?珍しいな凜々あんまり……というか全く好きじゃないのに、約束事なんて。

『傀儡学園に行ってもメッセとか電話とかしてちょうだい。あと、最低でも月1で遊ぶことよ。月姫と会えない日が続くなんて嫌だもの。』