「俺がシャーロットを好きであることは、間違いないよ。エリアスに頼んだ君の母君への手紙も、今夜中には返って来るだろうと言っていたから。君がそうしたいなら、今夜から、俺の邸に住めば良い。部屋は隣の部屋を準備させておいた」
『まず、先に言っておくが俺自身の希望としては、シャーロットとこのまま結婚したい。しかし、結婚式まで何も知らない君を、どうにかして守らねばと思っていた。だが、わかっていてくれていれば話は早いし、口下手という理由を持つ君であれば、筆談での意志の疎通を疑われることもない。こちらの意図を、盗み聞かれることもない』
えっ……そうなんだ。
私がずっと嫌だし直したかった弱点(コンプレックス)が、こんな時に役に立つなんて!
……本当に人生って、わからない。
それに、私の部屋がハビエル様の隣の部屋って……それって、完全に伴侶の部屋で……って、私たち結婚するから同居するから、それは当然のことなのね。
「わかっているよ。結婚式は最短で行おう。とは言っても、俺はともかく君の家の格式を考えれば、婚約公示期間の一年を待つことになってしまうだろうが……それは、仕方ない」
『まず、先に言っておくが俺自身の希望としては、シャーロットとこのまま結婚したい。しかし、結婚式まで何も知らない君を、どうにかして守らねばと思っていた。だが、わかっていてくれていれば話は早いし、口下手という理由を持つ君であれば、筆談での意志の疎通を疑われることもない。こちらの意図を、盗み聞かれることもない』
えっ……そうなんだ。
私がずっと嫌だし直したかった弱点(コンプレックス)が、こんな時に役に立つなんて!
……本当に人生って、わからない。
それに、私の部屋がハビエル様の隣の部屋って……それって、完全に伴侶の部屋で……って、私たち結婚するから同居するから、それは当然のことなのね。
「わかっているよ。結婚式は最短で行おう。とは言っても、俺はともかく君の家の格式を考えれば、婚約公示期間の一年を待つことになってしまうだろうが……それは、仕方ない」



