本当は異性をとっかえひっかえよりどりみどりな薔薇色の生活を送っていてもおかしくない人なのに、出会いを身勝手に制限されて……それって、あまりにも酷くないかしら?
周囲だって色々とわかりつつ、自分には被害を受けたくないと、知らないふりをしている。いえ。私だって無関係だったら黙っているはずよ……誰だって、我が身が一番に可愛いもの。
命は一個しかないし代わりが効かないし、何より大事だもの。
奇跡的な偶然で私はハビエル様から結婚したいと思われたのだけど、もう……このまま滝から落ちるような速度(スピード)で、行き着く場所まで、流されてしまっても良いのでは……? と思えてきた。もし、こんなに素敵な人と結婚出来るなら。
……たとえ、それが自分の命の危険を、伴ったとしても。
「シャーロットはそんな事を気にしていたのか。何も心配することはない。俺がそれを良いと思えば、それで良いんだろう?」
ダメ押しのように優しく問いかけられ、私はこくこくと頷いた。
そして、思ったのだ。ハビエル様が口下手なままで良いと言ってくれたのなら、どうにかして自分も口で気持ちを伝えたいって。
周囲だって色々とわかりつつ、自分には被害を受けたくないと、知らないふりをしている。いえ。私だって無関係だったら黙っているはずよ……誰だって、我が身が一番に可愛いもの。
命は一個しかないし代わりが効かないし、何より大事だもの。
奇跡的な偶然で私はハビエル様から結婚したいと思われたのだけど、もう……このまま滝から落ちるような速度(スピード)で、行き着く場所まで、流されてしまっても良いのでは……? と思えてきた。もし、こんなに素敵な人と結婚出来るなら。
……たとえ、それが自分の命の危険を、伴ったとしても。
「シャーロットはそんな事を気にしていたのか。何も心配することはない。俺がそれを良いと思えば、それで良いんだろう?」
ダメ押しのように優しく問いかけられ、私はこくこくと頷いた。
そして、思ったのだ。ハビエル様が口下手なままで良いと言ってくれたのなら、どうにかして自分も口で気持ちを伝えたいって。



