「なんだ。深刻な書き出しだから、一体何なのかと思えば。俺は口下手なのは、可愛いと思う。緊張して話せなくなるんだろう? それだけ、意識してくれていて嬉しい」
異性だけに上手く話せないなど何の問題もないと、にっこり微笑んだハビエル様。エリアスの言った通りだった……やっぱり、エリアス凄い。ハビエル様の反応をピッタリ当てましたで賞あげたい。
「シャーロットは、それをずっと気にしていたんだな……俺は全然構わないよ。可愛いと思うし気にならない。文字で意志の疎通は出来るのだから、慣れるまでは筆談にすれば良い」
私の顔を覗き込み優しく微笑み、それならば問題ないだろう? と、首を傾げるハビエル様。
もう……す・す・すきーーーーーーーー!!!!!!!
キラキラきらめく無数の星のような甘いときめきが、胸の中に怒濤のように押し寄せた。
だって、私……それまで、とんでもなく格好良い騎士団長としてしか、ハビエル様を見られていなかったと思う。
いわば、彼の持つ要素で、『そういう人』という、記号的に考えていたと思う。だって、何でもその手に持っているこの人と、自分が恋愛出来るなんて、なんていうか……あまりにも非現実的過ぎて。
実際のところ、それだけ魅力的な男性だとしても、命の方が大事な気がする……なんて、心の奥底では思っていた。
けど、今私の中でハビエル様は完璧な石像ではない、生身の肉体を持つ男性になった。中身も予想以上に良すぎて……私だってハビエル様をそういう意味で、好きにならざるを得ない状況になってしまった。
……実際のところ、ハビエル様は端から見ればとっても可哀想な人なのだ。
おそらくは、幼い頃から大きな権力を持つ従姉妹に異性からの接触を阻害され、非常に魅力的な男性なのに、自分には男性的な魅力がないと思い込まされている。
異性だけに上手く話せないなど何の問題もないと、にっこり微笑んだハビエル様。エリアスの言った通りだった……やっぱり、エリアス凄い。ハビエル様の反応をピッタリ当てましたで賞あげたい。
「シャーロットは、それをずっと気にしていたんだな……俺は全然構わないよ。可愛いと思うし気にならない。文字で意志の疎通は出来るのだから、慣れるまでは筆談にすれば良い」
私の顔を覗き込み優しく微笑み、それならば問題ないだろう? と、首を傾げるハビエル様。
もう……す・す・すきーーーーーーーー!!!!!!!
キラキラきらめく無数の星のような甘いときめきが、胸の中に怒濤のように押し寄せた。
だって、私……それまで、とんでもなく格好良い騎士団長としてしか、ハビエル様を見られていなかったと思う。
いわば、彼の持つ要素で、『そういう人』という、記号的に考えていたと思う。だって、何でもその手に持っているこの人と、自分が恋愛出来るなんて、なんていうか……あまりにも非現実的過ぎて。
実際のところ、それだけ魅力的な男性だとしても、命の方が大事な気がする……なんて、心の奥底では思っていた。
けど、今私の中でハビエル様は完璧な石像ではない、生身の肉体を持つ男性になった。中身も予想以上に良すぎて……私だってハビエル様をそういう意味で、好きにならざるを得ない状況になってしまった。
……実際のところ、ハビエル様は端から見ればとっても可哀想な人なのだ。
おそらくは、幼い頃から大きな権力を持つ従姉妹に異性からの接触を阻害され、非常に魅力的な男性なのに、自分には男性的な魅力がないと思い込まされている。



