いくら血縁でも王族に対し気安い態度~! と思ってしまうけれど、ハビエル様にとってはマチルダ様は何とも思っていない『ただの従姉妹』なのだろうな……と、これまでの彼らを何も知らない私でもわかってしまう。
あ。これは、縁談に持ち込んだり出来ないかも……『マチルダのことは可愛い妹のように思ってはいますが、結婚は難しいです』と、悪気なくあっさりと言いそう。
「ハっ……ハビエルお兄様、どうしてここへいらしたの?」
マチルダ様は見てすぐにわかるくらい、非常に動揺していた。
そして、私へと傲慢な物言いをしていた時のことは、なかったかのように顔を赤らめて恥じらう乙女になっていた。
わあ。すごい。好意を持っている人物が、とてもわかりやすい……!
私はマチルダ様の恋する乙女っぷりに驚いてしまった。ここまでのあからさまでわかりやすい好意、あまりないと思う。
あ。これは、縁談に持ち込んだり出来ないかも……『マチルダのことは可愛い妹のように思ってはいますが、結婚は難しいです』と、悪気なくあっさりと言いそう。
「ハっ……ハビエルお兄様、どうしてここへいらしたの?」
マチルダ様は見てすぐにわかるくらい、非常に動揺していた。
そして、私へと傲慢な物言いをしていた時のことは、なかったかのように顔を赤らめて恥じらう乙女になっていた。
わあ。すごい。好意を持っている人物が、とてもわかりやすい……!
私はマチルダ様の恋する乙女っぷりに驚いてしまった。ここまでのあからさまでわかりやすい好意、あまりないと思う。



