「……そうか。俺も早くせねばと急ぎ過ぎて、色々と言葉が足りていなかった。実は先ほども言ったように、俺と縁談のある女性が体調不良になったり領地で静養することは良くあるんだが……」
よ、良くあるんだ!? |すごく珍しいこと(レアケース)だと思うけど!?
「ええ。君も大変でしたね。ですが、シャーロットは喉を痛めているだけ。君との婚約に向けての事務手続きに、少しばかり時間が掛かることは、仕方ないと僕も思うのですが」
隣のエリアスは平静を装って目の前のハビエル様と話しているけれど、口角がピクピクしていて、心中では面白がっていることは丸わかりだった。
……ひっ……人ごとだと思って~!!
「いや。駄目だ。シャーロットを逃せば、俺はもう結婚出来ない。それほどまでに、俺にとっては大事な存在なんだ。だから、邸に連れ帰って、何があっても守れるようにしたい」
わっ……胸が、きゅんとしてしまった。舞台上の主人公でもおかしくないハビエル様から、こんな事を言われてしまうなんて……!
いえ。待って。これは、命の危険付きの甘いときめきよ!!
よ、良くあるんだ!? |すごく珍しいこと(レアケース)だと思うけど!?
「ええ。君も大変でしたね。ですが、シャーロットは喉を痛めているだけ。君との婚約に向けての事務手続きに、少しばかり時間が掛かることは、仕方ないと僕も思うのですが」
隣のエリアスは平静を装って目の前のハビエル様と話しているけれど、口角がピクピクしていて、心中では面白がっていることは丸わかりだった。
……ひっ……人ごとだと思って~!!
「いや。駄目だ。シャーロットを逃せば、俺はもう結婚出来ない。それほどまでに、俺にとっては大事な存在なんだ。だから、邸に連れ帰って、何があっても守れるようにしたい」
わっ……胸が、きゅんとしてしまった。舞台上の主人公でもおかしくないハビエル様から、こんな事を言われてしまうなんて……!
いえ。待って。これは、命の危険付きの甘いときめきよ!!



