「よし。そこまでの流れは、俺の知らない世界もあるということで、ある程度理解出来た。シャーロットは、朝帰って来たんだろう? それは、クラレットとずっと居たのか?」
「それが……騎士団寮に連れて行かれて……」
「は!? それで?」
そこでエリアスは気色張った様子を見せ、私に顔を近づけた。
「屋根の上に毛布を敷いて、二人で寝転んで星空を見たの……明け方も近いから、夜が明けてから、一緒に帰ろうって!」
「……ふ……ふーん……そういう奴だったんだ。いや、僕もクラレットの話は、誰かから聞く程度だから……へえええ。やけに乙女が好きそうな、ロマンチックな男だな。剣の腕を称賛されるような、雄々しい騎士団長なのに」
エリアスは変な表情をしてから、呆れかえった様子でそう言った。
私も同じ感想を持ったけれど、問題点はそこではないのだ。
「エリアス……どうしよう! 私。マチルダ様に、暗殺されるかもしれない!!」
「それが……騎士団寮に連れて行かれて……」
「は!? それで?」
そこでエリアスは気色張った様子を見せ、私に顔を近づけた。
「屋根の上に毛布を敷いて、二人で寝転んで星空を見たの……明け方も近いから、夜が明けてから、一緒に帰ろうって!」
「……ふ……ふーん……そういう奴だったんだ。いや、僕もクラレットの話は、誰かから聞く程度だから……へえええ。やけに乙女が好きそうな、ロマンチックな男だな。剣の腕を称賛されるような、雄々しい騎士団長なのに」
エリアスは変な表情をしてから、呆れかえった様子でそう言った。
私も同じ感想を持ったけれど、問題点はそこではないのだ。
「エリアス……どうしよう! 私。マチルダ様に、暗殺されるかもしれない!!」



