「えっ……えっと!(それは誤解で、私が言いたいことは、そういう訳ではなく、ただ)……お話がしたくて!」
「ああ。話がしたくて、待てない? そうか……あ。折り良く陛下も戻られるようだし、ここでの仕事は終わる。本来ならばこれから引き継ぎがあるんだが、少し待っていてくれないか」
私の「お話がしたい」という言葉も「貴方の仕事が終わるのを待てないから、話をしていたい」になってしまっている!
それも、ごっ……誤解なの! もうっ! 嘘でしょう!
なんだか、良くわからない事になってきて大混乱中の私を置いて、ハビエル様は近くにいた同僚らしき騎士に耳打ちして、にやにやされた笑顔を向けられていた。
……ん?
これって……もしかして、私……ハビエル様と一夜を過ごしたいから、望み通りにしてくれる……みたいな流れになってますよね?!
ハビエル様は当然のような顔で、よくわからない状況への動揺の気持ちから、固まり動けなくなっている私の手を掴み、大広間の出入口へと颯爽と歩き出した。
「ああ。話がしたくて、待てない? そうか……あ。折り良く陛下も戻られるようだし、ここでの仕事は終わる。本来ならばこれから引き継ぎがあるんだが、少し待っていてくれないか」
私の「お話がしたい」という言葉も「貴方の仕事が終わるのを待てないから、話をしていたい」になってしまっている!
それも、ごっ……誤解なの! もうっ! 嘘でしょう!
なんだか、良くわからない事になってきて大混乱中の私を置いて、ハビエル様は近くにいた同僚らしき騎士に耳打ちして、にやにやされた笑顔を向けられていた。
……ん?
これって……もしかして、私……ハビエル様と一夜を過ごしたいから、望み通りにしてくれる……みたいな流れになってますよね?!
ハビエル様は当然のような顔で、よくわからない状況への動揺の気持ちから、固まり動けなくなっている私の手を掴み、大広間の出入口へと颯爽と歩き出した。



