マチルダ様はこれまで、王族の自分が凄めばビクついていた女性ばかりを相手していたせいか、私が言い返したことへの大きな驚きに目を見張っていた。
これまでの正確な経緯を知った私が思うところ、マチルダ様はただただ周囲へと強い怖いと思われているだけで、好きな人の気持ちすらも確かめられぬ弱い人だと思う。
もし、公的に縁談を申し込みして降格覚悟で断られたくないのなら、私的(プライベート)で確認すれば良いのに。
本当にそれだけなのよ……私は好きなのだけど、貴方はどう思っている? って、はっきりと聞けば良いと思うの。
「……アヴェルラーク伯爵令嬢。私に何か、言いたい事があるようね?」
ええ。わかっています。王族たる自分に言いたい事があるなら、言ってみろって事でしょう?
……もし、私がここで何も言えないと思っていたなら、それはそれで残念でした。
私はマチルダ様へ向けて、にっこりと微笑んだ。彼女に楯突くと決めてしまえば、それはそれで、私の方は楽だもの。
ビクビクして怯えるよりも、はっきりと自分の意見を伝えるわ。
これまでの正確な経緯を知った私が思うところ、マチルダ様はただただ周囲へと強い怖いと思われているだけで、好きな人の気持ちすらも確かめられぬ弱い人だと思う。
もし、公的に縁談を申し込みして降格覚悟で断られたくないのなら、私的(プライベート)で確認すれば良いのに。
本当にそれだけなのよ……私は好きなのだけど、貴方はどう思っている? って、はっきりと聞けば良いと思うの。
「……アヴェルラーク伯爵令嬢。私に何か、言いたい事があるようね?」
ええ。わかっています。王族たる自分に言いたい事があるなら、言ってみろって事でしょう?
……もし、私がここで何も言えないと思っていたなら、それはそれで残念でした。
私はマチルダ様へ向けて、にっこりと微笑んだ。彼女に楯突くと決めてしまえば、それはそれで、私の方は楽だもの。
ビクビクして怯えるよりも、はっきりと自分の意見を伝えるわ。



