2階の廊下が見えた瞬間崩れ落ちそうになったけれど、どうにかそのままの勢いで1階までかけ下りて、外に出た。

体感ではもう何時間も階段を下り続けてきたって感じだったけど、時計を確認したらまだ18時10分だったんだよ。

グラウンドでは片づけをしてる部員たちの姿もあった。
あれって一体なんだったんだろうな?

第三話 嘲笑う声


僕はもともとそんなに友達が多い方じゃないし、女子とはあまり会話もしたことがないから、陰口くらいは慣れっこなんだ。
それでも中学に上がってからはゲーム好きな仲間もできて、陰口も全然気にならなくなってた。