栗色の前髪をかきあげて首を傾げる先輩に私は絶句してしまいました。
監視カメラの存在を知っている?
「あれって、ずっとついてるんですか?」
「はぁ? そんなの当たり前じゃん。怪異があったらあれで調べるんだから」
なにを今更?
そんな様子でした。
もはや私は返す言葉もなく先輩をただ見つめるだけでした。
そうしてしばらく立ち尽くしていると先輩が「あれ? あんた2年生?」と、気が付いたようです。
私はコクコクと何度も頷きました。
「あぁ、そっか。じゃあ今の話は忘れてくれる?」
「え、あの、忘れるってどういうことですか?」
監視カメラの存在を知っている?
「あれって、ずっとついてるんですか?」
「はぁ? そんなの当たり前じゃん。怪異があったらあれで調べるんだから」
なにを今更?
そんな様子でした。
もはや私は返す言葉もなく先輩をただ見つめるだけでした。
そうしてしばらく立ち尽くしていると先輩が「あれ? あんた2年生?」と、気が付いたようです。
私はコクコクと何度も頷きました。
「あぁ、そっか。じゃあ今の話は忘れてくれる?」
「え、あの、忘れるってどういうことですか?」



