翌日、モモカちゃんは学校を休んだ。

 謹慎のとけたアカネちゃんと入れ替わりだ。クラスの雰囲気が「チクったのはやっぱり、モモカじゃない?」そんな空気になりつつある。

「モモカ、休んだりしたら余計に疑われるじゃん。返事もしてこないし……一体、何してるんだよ」

 ミドリちゃんが珍しくイライラしている。私もモモカちゃんにメッセージを送ったけど、既読もついていない。


 昼休みになって、ミドリちゃんは何度もモモカちゃんに電話を掛けていた。

「あ、やっと繋がった! 何してるのよ、心配するじゃない! いま家!?」

 良かった……モモカちゃん、電話出てくれたみたい。

「ふう、心配した……電話に出たなら、ひとまず大丈夫かな。じゃ戻ろうか、アカネ」

 A組のアオイちゃんとアカネちゃんも、昼休みに私たちのクラスに来てくれていた。

 そして放課後、モモカちゃんも含めていつものファミレスに集合することになった。