彼女を見つけてからというもの、寂しい気持ちなんて消え去ってしまった。
他の女が、彼女の代わりになるわけがない。
オンラインプレイする時くらいしか話さないが、これがもう、すごく可愛い。
バレないように最初はテキストで会話していたけど、声が聞きたくてボイスチェンジャーを使ってしまった。
もちろん、女の声で。
騙すようなことして、ごめん。
実際に話してみると、話し方が、俺の知ってる彼女のまんま。
声まで可愛い。
ていうか、俺の好みすぎて困る。
一生、聞いていたい。
もっと仲良くなりたい。
身バレできないから会えないけど、親友ポジくらいまでには持っていきたい。
話を聞いていると、彼女は親とうまくいっていないようだ。
解決してしまうと、過去に飛ばされない可能性があるので、優しく話は聞くが、アドバイスはほどほどにしておく。
俺と結婚すれば、(ご存知の通り?)優しい義両親が付いてきますよ、と言いたかったが、もちろん黙っておいた。
彼女は、俺にとっては全てが可愛い存在なのだが、恋愛においては、あまりうまくいかないらしい。
どんな男と付き合っただとか、好きな奴がいるだとかは、絶対に聞きたくないので、俺から聞くことはないが、彼女曰く、料理ができないことが最大の理由だという。
なんで!?
そこがまた可愛いのに。
基本何でもできるのに、苦手なことがあってショボンとするのが最強に愛おしいんだろうが。
あとは、他人に甘えることができないとも。
ここでもまた、俺と結婚すればーーと言いたくなったが、ぐっと我慢した。
彼女の大学内でのことは、俺にはどうにもできないが、ゲーム内サークルの男たちが彼女への好意を匂わせようもんなら、親友ポジを利用して彼女に気付かれる前に撃退してやった。(本当は、討伐してやりたい)
お前らなんかに、彼女はやれん。
実家に帰省した時には、あの神社に行って、神頼みもしておいた。
例の感染症が流行り出してからは、オフ会もなくなったし、大学卒業後はお互い社会人になり、忙しさのせいか、少しだけ疎遠になった。
それでも、時々は一緒に遊んだし、たまに連絡も取り合ってはいた。
定期的に、彼女に無性に会いたくなって、カミングアウトでも何でもしてやろうかという衝動に駆られることがあったが、よくわからない存在に見張られているような気がした。
なぜだかわからないが、俺の行動一つで彼女との縁が切れてしまうのではないかと不安になって、自制するということを繰り返した。
ーーあれは一体、何だったのだろう。
感染症が落ち着き、新作が発売されるからと、二月にオフ会が開かれることになったが、彼女が”本物”だったなら、連絡が取れなくなっているだろう。
連絡してみると、返事が来ない。
やっぱり、彼女は”本物”だった。
というわけで、無事に再会できているわけである。
再会時点で、俺に惚れてくれているので、八年も待った甲斐があった。
ごめん。そんな彼女を見て、俺もさらにベタ惚れです。
コントローラーを握ってゲームに興じる彼女を後ろから抱きしめる。
華奢で折れそうかと思えば、ほどよく柔らかい。
髪をアップにしている首筋にキスをする。
「……紫苑、ちょっと……今は……」
頬を赤らめながら照れてるのが、可愛い。
「もー、紫苑のせいだよ。責任、とって?」
いたずらっぽく笑う彼女も、また可愛い。
「喜んで」
彼女は、いつだって、ずっと可愛い。
これからも、めいっぱい甘やかして、世界一幸せな”俺の嫁”にしてあげよう。
他の女が、彼女の代わりになるわけがない。
オンラインプレイする時くらいしか話さないが、これがもう、すごく可愛い。
バレないように最初はテキストで会話していたけど、声が聞きたくてボイスチェンジャーを使ってしまった。
もちろん、女の声で。
騙すようなことして、ごめん。
実際に話してみると、話し方が、俺の知ってる彼女のまんま。
声まで可愛い。
ていうか、俺の好みすぎて困る。
一生、聞いていたい。
もっと仲良くなりたい。
身バレできないから会えないけど、親友ポジくらいまでには持っていきたい。
話を聞いていると、彼女は親とうまくいっていないようだ。
解決してしまうと、過去に飛ばされない可能性があるので、優しく話は聞くが、アドバイスはほどほどにしておく。
俺と結婚すれば、(ご存知の通り?)優しい義両親が付いてきますよ、と言いたかったが、もちろん黙っておいた。
彼女は、俺にとっては全てが可愛い存在なのだが、恋愛においては、あまりうまくいかないらしい。
どんな男と付き合っただとか、好きな奴がいるだとかは、絶対に聞きたくないので、俺から聞くことはないが、彼女曰く、料理ができないことが最大の理由だという。
なんで!?
そこがまた可愛いのに。
基本何でもできるのに、苦手なことがあってショボンとするのが最強に愛おしいんだろうが。
あとは、他人に甘えることができないとも。
ここでもまた、俺と結婚すればーーと言いたくなったが、ぐっと我慢した。
彼女の大学内でのことは、俺にはどうにもできないが、ゲーム内サークルの男たちが彼女への好意を匂わせようもんなら、親友ポジを利用して彼女に気付かれる前に撃退してやった。(本当は、討伐してやりたい)
お前らなんかに、彼女はやれん。
実家に帰省した時には、あの神社に行って、神頼みもしておいた。
例の感染症が流行り出してからは、オフ会もなくなったし、大学卒業後はお互い社会人になり、忙しさのせいか、少しだけ疎遠になった。
それでも、時々は一緒に遊んだし、たまに連絡も取り合ってはいた。
定期的に、彼女に無性に会いたくなって、カミングアウトでも何でもしてやろうかという衝動に駆られることがあったが、よくわからない存在に見張られているような気がした。
なぜだかわからないが、俺の行動一つで彼女との縁が切れてしまうのではないかと不安になって、自制するということを繰り返した。
ーーあれは一体、何だったのだろう。
感染症が落ち着き、新作が発売されるからと、二月にオフ会が開かれることになったが、彼女が”本物”だったなら、連絡が取れなくなっているだろう。
連絡してみると、返事が来ない。
やっぱり、彼女は”本物”だった。
というわけで、無事に再会できているわけである。
再会時点で、俺に惚れてくれているので、八年も待った甲斐があった。
ごめん。そんな彼女を見て、俺もさらにベタ惚れです。
コントローラーを握ってゲームに興じる彼女を後ろから抱きしめる。
華奢で折れそうかと思えば、ほどよく柔らかい。
髪をアップにしている首筋にキスをする。
「……紫苑、ちょっと……今は……」
頬を赤らめながら照れてるのが、可愛い。
「もー、紫苑のせいだよ。責任、とって?」
いたずらっぽく笑う彼女も、また可愛い。
「喜んで」
彼女は、いつだって、ずっと可愛い。
これからも、めいっぱい甘やかして、世界一幸せな”俺の嫁”にしてあげよう。
