さて、洗濯物も済んだし、次は何をしようかな。
ーーそうだ、髪を切りに行こう。
結構伸びているのに量を減らしていないから、全体的に重いんだよね。
学校が始まる前に、すっきりしたい。
机の中に、行きつけらしい美容室のカードがあった。
当日予約ができたので、早速行ってみることにする。
「絵梨花ちゃん、いらっしゃい」
おそらく、いつも担当してくれていた美容師だろう。
席まで案内してくれる。
「よろしくお願いします」
「今日は、どうする? やっぱり、長さを揃えるだけ?」
「えっと……長さはもう少し短く。あと、重いので少し量を減らして下さい」
その時、美容師が驚いた顔をした。
「えっ! 減らしていいの?」
「えっ? はぁ……」
ーーなぜ? そんなに驚かれること?
「絵梨花ちゃん、減らした方が軽くなるし可愛くなるって、何度言っても聞いてくれなかったんだもの! ついに、決断してくれたのね! 腕が鳴るわぁ」
美容師さんの話によると、私には「このままの方がいい」と言う友人がいて、その子の言う通りにしないと、不安になると言っていたらしい。
「できた! ほら、可愛くなった。ね、言った通りでしょ?」
無駄に重かった髪が軽くなって、心も軽くなった気がした。
「ありがとうございました」
美容院を出ると、部活帰りらしき女の子とすれ違った。
彼女の制服は、部屋にあったものと同じ。
ふむふむ、着こなしを参考にさせていただこう。
あの感じだと、少しくらいならメイクしてもよさそう。
買って帰ろう。
あとは、眉毛も整えてーー。
帰宅して、明日から着る制服に袖を通してみる。
ブレザーの制服なんて、着たことがない気がするのだけど。
部屋にあった制服をそのまま着ると、なんだかモッサリしているような。
あの制服の女の子のスカート丈は、膝上だったような気がする。
ーーそうか、スカート丈が長いんだ。
スカート丈が膝下10cmくらいある。
身長が伸びると思って長めを買ったけど、伸びなかったってことなのかな?
ーー校則的にはどうだろう?
生徒手帳を確認すると、膝丈と書いてある。
あの時見た女の子たちは校則違反だけど、私は校則ギリギリを攻める。
決められた枠の中で、最大限の効果を得るーーそれが私の流儀だ。
今すぐにスカートを切ることはできないので、ピンで留めることにした。
制服のまま一階へ降り、母に声をかける。
「お母さん、スカートを留めるピンはありませんか? ちょっと長いみたいで……」
「あら、絵梨花ちゃん、髪切ったの? 可愛いじゃない。そうよね、スカート長いもんね。お母さん、何度か短くしようかって言ったんだけど、絵梨花ちゃんがいいって言うから、ずっと長いままで気になってたのよ。今度、仕立て直しましょうね」
応急処置のピンで留めると、動きやすく可愛い制服が出来上がった。
明日から行く学校。
楽しみなような、不安なような。
ーーそうだ、髪を切りに行こう。
結構伸びているのに量を減らしていないから、全体的に重いんだよね。
学校が始まる前に、すっきりしたい。
机の中に、行きつけらしい美容室のカードがあった。
当日予約ができたので、早速行ってみることにする。
「絵梨花ちゃん、いらっしゃい」
おそらく、いつも担当してくれていた美容師だろう。
席まで案内してくれる。
「よろしくお願いします」
「今日は、どうする? やっぱり、長さを揃えるだけ?」
「えっと……長さはもう少し短く。あと、重いので少し量を減らして下さい」
その時、美容師が驚いた顔をした。
「えっ! 減らしていいの?」
「えっ? はぁ……」
ーーなぜ? そんなに驚かれること?
「絵梨花ちゃん、減らした方が軽くなるし可愛くなるって、何度言っても聞いてくれなかったんだもの! ついに、決断してくれたのね! 腕が鳴るわぁ」
美容師さんの話によると、私には「このままの方がいい」と言う友人がいて、その子の言う通りにしないと、不安になると言っていたらしい。
「できた! ほら、可愛くなった。ね、言った通りでしょ?」
無駄に重かった髪が軽くなって、心も軽くなった気がした。
「ありがとうございました」
美容院を出ると、部活帰りらしき女の子とすれ違った。
彼女の制服は、部屋にあったものと同じ。
ふむふむ、着こなしを参考にさせていただこう。
あの感じだと、少しくらいならメイクしてもよさそう。
買って帰ろう。
あとは、眉毛も整えてーー。
帰宅して、明日から着る制服に袖を通してみる。
ブレザーの制服なんて、着たことがない気がするのだけど。
部屋にあった制服をそのまま着ると、なんだかモッサリしているような。
あの制服の女の子のスカート丈は、膝上だったような気がする。
ーーそうか、スカート丈が長いんだ。
スカート丈が膝下10cmくらいある。
身長が伸びると思って長めを買ったけど、伸びなかったってことなのかな?
ーー校則的にはどうだろう?
生徒手帳を確認すると、膝丈と書いてある。
あの時見た女の子たちは校則違反だけど、私は校則ギリギリを攻める。
決められた枠の中で、最大限の効果を得るーーそれが私の流儀だ。
今すぐにスカートを切ることはできないので、ピンで留めることにした。
制服のまま一階へ降り、母に声をかける。
「お母さん、スカートを留めるピンはありませんか? ちょっと長いみたいで……」
「あら、絵梨花ちゃん、髪切ったの? 可愛いじゃない。そうよね、スカート長いもんね。お母さん、何度か短くしようかって言ったんだけど、絵梨花ちゃんがいいって言うから、ずっと長いままで気になってたのよ。今度、仕立て直しましょうね」
応急処置のピンで留めると、動きやすく可愛い制服が出来上がった。
明日から行く学校。
楽しみなような、不安なような。
