ユミアは素早く頷くとさっと身を翻して2階
への階段を昇って行った。
公爵の部屋もよくわかっている。鍵もかかっ
ていなかった。
ユミアは音もたてずに公爵の部屋に入って書
斎のドアを開けた。
隠し金庫の鍵を開けて中を確認したが、やは
り中の物はすべてどこかに移し替えられてい
て、偽のテイアラだけが入っていた。
ユミアは素早く書斎を見まわして机の引き出
しに焦点を合わせた。
何度も来ている書斎なので、壁には他に隠し
金庫に代わる物は無いと分かっているあとは
机しかない。
一番下の引き出しは両方とも鍵がかかっいる
ユミアはまず右側の引き出しを開けてみた。
公爵は右利きなので右側の方が使い易い
はずだ。
どんぴしゃりだ。右側の引き出しは上げ底に
なっている。
中の物を出して底の部分に見せかけた蓋を取
るとそこに裏帳簿や何やら覚書などの書類も
入っていた。
ユミアは中を改める時間もなかったので取り
敢えず中に入っている物を皆持ってきた袋に
入れた。
蓋を元に戻し入っていた物もきちんとしまっ
た時、公爵の部屋のドアが開く音がした。
ユミアはドアの横に立ってドアが開けばドア
の後ろに隠れられるようにした。
ドアは書斎の方に開くようになっているので
開けても後ろに居れば隠れられる。
但し一瞬だけだが…
公爵がドアを開けて中に一歩入った隙にユミ
アは素早く書斎を出て部屋を突っ切って公爵
夫人のドレス部屋に走った。
もちろん公爵は大声で“賊が入った。捕まえろ
2階だ“と大声を出した。
への階段を昇って行った。
公爵の部屋もよくわかっている。鍵もかかっ
ていなかった。
ユミアは音もたてずに公爵の部屋に入って書
斎のドアを開けた。
隠し金庫の鍵を開けて中を確認したが、やは
り中の物はすべてどこかに移し替えられてい
て、偽のテイアラだけが入っていた。
ユミアは素早く書斎を見まわして机の引き出
しに焦点を合わせた。
何度も来ている書斎なので、壁には他に隠し
金庫に代わる物は無いと分かっているあとは
机しかない。
一番下の引き出しは両方とも鍵がかかっいる
ユミアはまず右側の引き出しを開けてみた。
公爵は右利きなので右側の方が使い易い
はずだ。
どんぴしゃりだ。右側の引き出しは上げ底に
なっている。
中の物を出して底の部分に見せかけた蓋を取
るとそこに裏帳簿や何やら覚書などの書類も
入っていた。
ユミアは中を改める時間もなかったので取り
敢えず中に入っている物を皆持ってきた袋に
入れた。
蓋を元に戻し入っていた物もきちんとしまっ
た時、公爵の部屋のドアが開く音がした。
ユミアはドアの横に立ってドアが開けばドア
の後ろに隠れられるようにした。
ドアは書斎の方に開くようになっているので
開けても後ろに居れば隠れられる。
但し一瞬だけだが…
公爵がドアを開けて中に一歩入った隙にユミ
アは素早く書斎を出て部屋を突っ切って公爵
夫人のドレス部屋に走った。
もちろん公爵は大声で“賊が入った。捕まえろ
2階だ“と大声を出した。



