「いいえ、今日初めて作ったんです。評判が
いいようなら今度作るカフェに置こうかなあ
実は裏の空き地と店も買い取ることができて
店を少し大きくできそうなので、カフェコー
ナーも作ろうと思っているんです」
「ええっ、もう買い取ったの?僕に考えがあ
るから待ってと言っていたのに…」
「すみません。でも急だったんです。持ち主
が会いに来てすぐに処分したいと言う事で、
私が買わないと人手に渡ると言うので…
アウスレッド様に連絡も取れなくてすぐに決
断したんです」
「そうか、でも孤児院の方は必ず相談に乗る
から早まらないで、孤児院の後見の方も母の
実家のアズナール男爵家に頼める事になった
んだ。男爵家は小さいながら商店も経営して
いるからその辺も力になれると思うんだ。
母の実家だから信用できるしね」
「奥様の?」
「ええ、アウスレッドに相談されて実家の兄
に連絡したら応援したいと言ってくれたので
安心してね」
「ありがとうございます」
ユミアは心からお礼をいった。
そしてミアレーヌ様と妹のシャウリーヌ嬢に
お揃いのビーズの小物入れと刺繍が綺麗なハ
ンカチをプレゼントした。
「僕には?」
と怪訝そうな顔でアウスレッドが聞いてきた。
「アウスレッド様に会うようなものが無くて
これは私が刺繍を刺したハンカチなんですが
使ってもらえますか」
と言ってダミアサール公爵家の紋章を刺繍し
た水色のハンカチを渡した。
いいようなら今度作るカフェに置こうかなあ
実は裏の空き地と店も買い取ることができて
店を少し大きくできそうなので、カフェコー
ナーも作ろうと思っているんです」
「ええっ、もう買い取ったの?僕に考えがあ
るから待ってと言っていたのに…」
「すみません。でも急だったんです。持ち主
が会いに来てすぐに処分したいと言う事で、
私が買わないと人手に渡ると言うので…
アウスレッド様に連絡も取れなくてすぐに決
断したんです」
「そうか、でも孤児院の方は必ず相談に乗る
から早まらないで、孤児院の後見の方も母の
実家のアズナール男爵家に頼める事になった
んだ。男爵家は小さいながら商店も経営して
いるからその辺も力になれると思うんだ。
母の実家だから信用できるしね」
「奥様の?」
「ええ、アウスレッドに相談されて実家の兄
に連絡したら応援したいと言ってくれたので
安心してね」
「ありがとうございます」
ユミアは心からお礼をいった。
そしてミアレーヌ様と妹のシャウリーヌ嬢に
お揃いのビーズの小物入れと刺繍が綺麗なハ
ンカチをプレゼントした。
「僕には?」
と怪訝そうな顔でアウスレッドが聞いてきた。
「アウスレッド様に会うようなものが無くて
これは私が刺繍を刺したハンカチなんですが
使ってもらえますか」
と言ってダミアサール公爵家の紋章を刺繍し
た水色のハンカチを渡した。



