その後公爵家からアウスレッドが偽のテイア
ラを持ってきてユミアに渡してくれた。
紫の箱の上には鷹に槍がクロスされている王
家の紋章が金色で入れられていた。
「この紋章は少し違うんだ。二本の槍の柄の
模様が左右で違うだろう?本当は右側の模様
が正しいんだ。でもきっとワイナリー公爵は
気付かないよ」
「テイアラを見ても良いでしょうか?」
「もちろん」
とアウスレッドが言ってくれたので、ユミア
は恐る恐る箱を開けてテイアラを見た
大きなブルーの宝石がテイアラの真ん中一番
高く付けられ両サイドにはルビーやダイヤや
真珠が所狭しと付けられている。
「ガラスですね。真珠も…でもすごくよくでき
ていますね。ぱっと見ただけならわからないで
すね。この偽物を作るだけでもかなりのお金が
かかってますね」
「ユミアは宝石の鑑定もできるのか?」
とアウスレッドはびっくりして聞いてきた。
「鑑定はできませんが、本物か偽物かはわかり
ますし良い宝石は色や輝きで判断する事がで
きるようになりました。たくさん見てきまし
たから、最上級品には手を出さないようにして
きました。足がつきやすいので」
「僕と1歳しか違わないなんて思えないよ。ユ
ミアは20歳だよね?身体能力もずば抜けてい
るしあんなに高い塀から何でもないように飛び
降りるんだから…でもどこから入るの?」
「飛び降りたところに大きな木があったのを覚
えてますか?」
ラを持ってきてユミアに渡してくれた。
紫の箱の上には鷹に槍がクロスされている王
家の紋章が金色で入れられていた。
「この紋章は少し違うんだ。二本の槍の柄の
模様が左右で違うだろう?本当は右側の模様
が正しいんだ。でもきっとワイナリー公爵は
気付かないよ」
「テイアラを見ても良いでしょうか?」
「もちろん」
とアウスレッドが言ってくれたので、ユミア
は恐る恐る箱を開けてテイアラを見た
大きなブルーの宝石がテイアラの真ん中一番
高く付けられ両サイドにはルビーやダイヤや
真珠が所狭しと付けられている。
「ガラスですね。真珠も…でもすごくよくでき
ていますね。ぱっと見ただけならわからないで
すね。この偽物を作るだけでもかなりのお金が
かかってますね」
「ユミアは宝石の鑑定もできるのか?」
とアウスレッドはびっくりして聞いてきた。
「鑑定はできませんが、本物か偽物かはわかり
ますし良い宝石は色や輝きで判断する事がで
きるようになりました。たくさん見てきまし
たから、最上級品には手を出さないようにして
きました。足がつきやすいので」
「僕と1歳しか違わないなんて思えないよ。ユ
ミアは20歳だよね?身体能力もずば抜けてい
るしあんなに高い塀から何でもないように飛び
降りるんだから…でもどこから入るの?」
「飛び降りたところに大きな木があったのを覚
えてますか?」



