「お金はいりません。昨日充分に頂きました
5000ギースあれば、店を買い取る事も店の
裏の家も合わせて買う事が出来ますし、孤児
院の横の荒れ地も買う事ができます。孤児院
の荒れ地にはラベンダーを植えて、ラベンダ
ーの石鹸や香水やポプリを孤児院で作れるよ
うにしたいんです。孤児院の敷地内に作業工
房も作りたいんです。そうしたら孤児や生活
に困っている人達にも働く場所を提供できま
す」
とユミアは熱く語ってしまって、恥かしくな
った。ここまでの事は院長にもサリーヌにも
言った事はなかった。
「すみません。一人で勝手にしゃべってしま
って、恥づかしいです」
そう言って首や耳や頬まで赤くして俯くユミ
アがとても可愛くてアウスレッドは、どぎま
ぎしてしまった。
いつも、余程の事がない限り動揺なんかしな
いアウスレッドなのだ。
両親や親友が今のアウスレッドを見たらびっ
くりするだろう。
「ユミア、それでは君にばかり負担がかかり
すぎる今言ったことは全部私が責任をもって
実行すると誓うよ」
「いいえ、そんな…それでは天秤が平行には
なりません。一つだけお願いするなら孤児院
の方の事は、どこかの貴族様に後見をお願い
できないでしょうか?お金は私が出します。
でもどこかの貴族が寄付としてやって頂いた
と言う事にしてもらったら助かるのですが、
私のような若輩者でそれも女が寄付したなん
て事になったら怪しまれれうので…でもダミ
アサール公爵家が王都の孤児院だけ肩入れ
すると問題が出てきますよね。誰にも怪し
まれずに私の夢が叶えば本当に何でもしま
す」
5000ギースあれば、店を買い取る事も店の
裏の家も合わせて買う事が出来ますし、孤児
院の横の荒れ地も買う事ができます。孤児院
の荒れ地にはラベンダーを植えて、ラベンダ
ーの石鹸や香水やポプリを孤児院で作れるよ
うにしたいんです。孤児院の敷地内に作業工
房も作りたいんです。そうしたら孤児や生活
に困っている人達にも働く場所を提供できま
す」
とユミアは熱く語ってしまって、恥かしくな
った。ここまでの事は院長にもサリーヌにも
言った事はなかった。
「すみません。一人で勝手にしゃべってしま
って、恥づかしいです」
そう言って首や耳や頬まで赤くして俯くユミ
アがとても可愛くてアウスレッドは、どぎま
ぎしてしまった。
いつも、余程の事がない限り動揺なんかしな
いアウスレッドなのだ。
両親や親友が今のアウスレッドを見たらびっ
くりするだろう。
「ユミア、それでは君にばかり負担がかかり
すぎる今言ったことは全部私が責任をもって
実行すると誓うよ」
「いいえ、そんな…それでは天秤が平行には
なりません。一つだけお願いするなら孤児院
の方の事は、どこかの貴族様に後見をお願い
できないでしょうか?お金は私が出します。
でもどこかの貴族が寄付としてやって頂いた
と言う事にしてもらったら助かるのですが、
私のような若輩者でそれも女が寄付したなん
て事になったら怪しまれれうので…でもダミ
アサール公爵家が王都の孤児院だけ肩入れ
すると問題が出てきますよね。誰にも怪し
まれずに私の夢が叶えば本当に何でもしま
す」



