「まだちゃんと数えてないんですが、
5000ギース以上あると思います」
それを聞いてアウスレッドは絶句した。
5000ギースあれば王都に土地を買って大き
な屋敷を余裕で建てられる。
「それを届けないと言う事か?届ければ
それだけの額なら次年度の税金をその分は
猶予してもらえるんのに、なぜだ?」
「それは公にできないお金だからですよ」
「ええっ、脱税をしているのか?」
「はい、それもかなり大きな金額ですね。
後は外国の商人との秘密の取引とか」
「なぜきみはそんなことを知って
いるんだ?」
「最初に侵入したときに必ずその貴族の領地
の経営状況などを調べるんです。あまり上手
くやっていなくて苦しい所とか良心的過ぎて
自分たちの収入は収支とトントンな貴族とか
孤児院にいつも寄付をして下さる貴族には手
を出しません。ご実家のダミアサール公爵家
はいつも孤児院に多額の寄付をして下さいま
すし、公爵夫人は慰問にも来て下さってバザ
ーの時も積極的に商品を出して下さるんです
。だから、テイアラを盗んだのは私ではあり
ません」
アウスレッドは思わず母に感謝する。
ユミアは孤児院出身で若干21歳にして自分
の店を持ち孤児院にも副業をまわし、孤児達
の自立の助けをしている事も分かっている。
また王都の孤児院の子供達は全員読み書き
ができて計算も初歩の物ならできるのだ。
マナーも良いとこれは母がよく言っている事
だ。
5000ギース以上あると思います」
それを聞いてアウスレッドは絶句した。
5000ギースあれば王都に土地を買って大き
な屋敷を余裕で建てられる。
「それを届けないと言う事か?届ければ
それだけの額なら次年度の税金をその分は
猶予してもらえるんのに、なぜだ?」
「それは公にできないお金だからですよ」
「ええっ、脱税をしているのか?」
「はい、それもかなり大きな金額ですね。
後は外国の商人との秘密の取引とか」
「なぜきみはそんなことを知って
いるんだ?」
「最初に侵入したときに必ずその貴族の領地
の経営状況などを調べるんです。あまり上手
くやっていなくて苦しい所とか良心的過ぎて
自分たちの収入は収支とトントンな貴族とか
孤児院にいつも寄付をして下さる貴族には手
を出しません。ご実家のダミアサール公爵家
はいつも孤児院に多額の寄付をして下さいま
すし、公爵夫人は慰問にも来て下さってバザ
ーの時も積極的に商品を出して下さるんです
。だから、テイアラを盗んだのは私ではあり
ません」
アウスレッドは思わず母に感謝する。
ユミアは孤児院出身で若干21歳にして自分
の店を持ち孤児院にも副業をまわし、孤児達
の自立の助けをしている事も分かっている。
また王都の孤児院の子供達は全員読み書き
ができて計算も初歩の物ならできるのだ。
マナーも良いとこれは母がよく言っている事
だ。



