僕の愛しい泥棒娘

そして結婚して3年後に二人はやっと結婚式
を挙げた。

ミアレーヌ様とシャウリーヌ嬢が煩く言って
やっとユミアも腰を上げたのだ。

もう今更結婚式も恥ずかしくてするつもりは
なかったがアウスレッドがユミアの花嫁姿が
見たいと言ったのだ。

ミアレーヌ様が丹精込めて仕上げてくれた
真っ白のドレスはそれはそれは美しくユミア
は見惚れてしまう程だった。

仮縫いは何度かしたのだが、ユミアに出さえ
完成品は当日まで見せてもらえなかったの
だ。

ワンショルダーで、背中が大胆に開いた体に
ぴったり沿った大人ぽいデザインは背が高く
細身のユミアによく似合った。

ショルダー部分から胸にかかる所まで白いビ
ーズがびっしり縫い込まれてあった。

腰から少しふわっと広がる裾廻りにも白や金
色のビーズに青が混じっていて歩く度にキラ
キラと光った。金色と青はアウスレッドの色
だ。

その辺もミアレーヌ様は抜かりがない。

二人がファーストダンスを踊った時はユミア
が動く度回る度にビーズが照明にきらきらと
輝いて皆がその美しさにため息を零した。

サリーヌとミリアが二人でビーズを縫い付け
てくれたらしい。

アウスレッドと踊りながら、これはこの後ド
レスにビーズを縫い付けるオーダーが入るだ
ろうなあと考えて、そんな自分に失笑した。

アウスレッドが“こんなに美しい花嫁は見た事
が無い”と言って優しく抱きしめてくれた。

アウスレッドも真っ白のフロックコートに下は
銀色のズボンとシャツで瞳の色のブルーの蝶
ネクタイが映えた。服は鍛えられた体にぴった
りと沿って、皆が見惚れていた。

金色の髪を後ろに流してなでつけていて綺麗
な顔が全開になっていたのでユミアはどこを
見ていいかわからず、俯いて顔を火照らせて
いたらサリーヌに笑われた。

知り合ってから5年以上が立ち結婚してからも
3年が経つのに未だにアウスレッドの美貌に慣
れないと言って揶揄われた。