質素だが、院長やシスター達が破れを丁寧に
繕ってくれていたのでボロボロではなかった
つぎはぎはあったけれど清潔な服だった。
皆で協力して洗濯や掃除をした。小さな子供
達の面倒も喜んでみた。皆家族の様だった。
この孤児院で過ごした日々が今のユミアの生
きる原動力になったのだ。ここまで、頑張っ
てこれたのもその経験のお陰なのだ
ユミアはこの孤児院の出身だという事を誇り
に思う。
第二王女が王族として責任を果たすと言うよ
うに、ユミアも自身の責任を果たそう。
アウスレッドにも貴族としての責任を果たし
てもらおう。
そう簡単に平民になって欲しくはないのだ、
平民を馬鹿にしているのかと、アウスレッド
に文句を言ってやろう。
二人の道はどうしても交わらないのだ。ただ
交差しただけだ。ユミアはこっちにアウスレ
ッドはあっちに歩いて行かなければならない
のだ。
そう決めるとユリアはすっきりした顔をして
いたのだろう。院長先生が
「あらっ、ユミアいつもの元気な顔になった
ようね。もう大丈夫ね。今日はここに泊って
いきなさい。シスターのベッドが一つ空いて
るわ。湯あみしてさっぱりしてくるといい
わ」
「はい、院長先生ありがとうございます。
一つだけ聞いてもいいですか?」
「もちろんよ。どうしたの?」
「なぜ人には身分の差があるんですか?
いつも院長先生は人の命に重い軽いはないの
よっておっしゃっているでしょう。なのにな
んで身分には差があって、貴族は自分の好き
な人と結婚できないんですか?そして平民は
貴族の人を好きになってはいけないんですか
?」
繕ってくれていたのでボロボロではなかった
つぎはぎはあったけれど清潔な服だった。
皆で協力して洗濯や掃除をした。小さな子供
達の面倒も喜んでみた。皆家族の様だった。
この孤児院で過ごした日々が今のユミアの生
きる原動力になったのだ。ここまで、頑張っ
てこれたのもその経験のお陰なのだ
ユミアはこの孤児院の出身だという事を誇り
に思う。
第二王女が王族として責任を果たすと言うよ
うに、ユミアも自身の責任を果たそう。
アウスレッドにも貴族としての責任を果たし
てもらおう。
そう簡単に平民になって欲しくはないのだ、
平民を馬鹿にしているのかと、アウスレッド
に文句を言ってやろう。
二人の道はどうしても交わらないのだ。ただ
交差しただけだ。ユミアはこっちにアウスレ
ッドはあっちに歩いて行かなければならない
のだ。
そう決めるとユリアはすっきりした顔をして
いたのだろう。院長先生が
「あらっ、ユミアいつもの元気な顔になった
ようね。もう大丈夫ね。今日はここに泊って
いきなさい。シスターのベッドが一つ空いて
るわ。湯あみしてさっぱりしてくるといい
わ」
「はい、院長先生ありがとうございます。
一つだけ聞いてもいいですか?」
「もちろんよ。どうしたの?」
「なぜ人には身分の差があるんですか?
いつも院長先生は人の命に重い軽いはないの
よっておっしゃっているでしょう。なのにな
んで身分には差があって、貴族は自分の好き
な人と結婚できないんですか?そして平民は
貴族の人を好きになってはいけないんですか
?」



