手先が器用なユミアは編み込みにしたり頭の
高い位置で結んだ髪を三つ編みにしてやると
髪の毛を揺らして楽しそうに飛び跳ねる様子
がうさぎみたいで可愛かった。
最初の2年くらいは一つのベッドに二人で寝
ていた。
サリーヌはユミアの事を“ユミ姉ちゃん”と呼
んだ。
ユミアはサリーヌが孤児院を出る時までに生
活の基盤を整えてサリーヌを呼び寄せるつも
りで頑張っていた。
その為にカフェの仕事をしながら貴族の情報
を仕入れて夜の仕事も頑張っていたのだ。
そして、時々貧しくて明日食べ物を買うお金
もないような人にこっそりとお金を置いて
くることもあった。
ユミア一人がいくら頑張ってもどうにかでき
る訳ではないがそれでも少しでも力になりた
かったのだ。
カフェのオーナーは、ユミアが数字に強いと
分かると毎月の売り上げや仕入れの帳簿を、
お給金に上乗せすることで、ユミアにやって
くれないかと頼んできた。
ユミアが遅番の時は1日の売り上げもユミア
が締めていたが、1月分というとかなりの金
額になるが、その分は、少し給金が上がるの
で一応了承した。
そしてユミアが1年半カフェで働き夜は盗み
の仕事で資金が溜まったので、サリーヌの孤
児院の退所時期に合わせて、ユミアの目標で
あった雑貨店を開くために、1軒の家を借り
ることにした。
高い位置で結んだ髪を三つ編みにしてやると
髪の毛を揺らして楽しそうに飛び跳ねる様子
がうさぎみたいで可愛かった。
最初の2年くらいは一つのベッドに二人で寝
ていた。
サリーヌはユミアの事を“ユミ姉ちゃん”と呼
んだ。
ユミアはサリーヌが孤児院を出る時までに生
活の基盤を整えてサリーヌを呼び寄せるつも
りで頑張っていた。
その為にカフェの仕事をしながら貴族の情報
を仕入れて夜の仕事も頑張っていたのだ。
そして、時々貧しくて明日食べ物を買うお金
もないような人にこっそりとお金を置いて
くることもあった。
ユミア一人がいくら頑張ってもどうにかでき
る訳ではないがそれでも少しでも力になりた
かったのだ。
カフェのオーナーは、ユミアが数字に強いと
分かると毎月の売り上げや仕入れの帳簿を、
お給金に上乗せすることで、ユミアにやって
くれないかと頼んできた。
ユミアが遅番の時は1日の売り上げもユミア
が締めていたが、1月分というとかなりの金
額になるが、その分は、少し給金が上がるの
で一応了承した。
そしてユミアが1年半カフェで働き夜は盗み
の仕事で資金が溜まったので、サリーヌの孤
児院の退所時期に合わせて、ユミアの目標で
あった雑貨店を開くために、1軒の家を借り
ることにした。



