「やだー私たちをあんたと一緒にしないでよ」
「もうおしゃべりはいいからさ、さっさとやることやっていい?」
近づいてきたニヤニヤと気持ち悪く笑っている男のうちの一人に、ぐいっと腕を掴まれるが何も怖くない。
さっきまで感じていた恐怖が嘘みたいになくなっていた。
「私とあんたたちは全然違う。宝槻乃愛は、たしかに傲慢でわがままで、人をいじめて優越感を感じていたような悪女だよ。…だけど、心まで腐ってなんてない。誰も乃愛を助けてくれる人がいなかっただけ」
乃愛だって、好きで悪女になったわけじゃない。
それなのに、こんな人たちと一緒にしてほしくない。
「…腹立つ。余裕そうなのも今だけだよ」
「や、やめて…!」
同じく口を塞がれていたガムテープを剥がされると、突然制服の中に手を入れられた光莉が悲痛に叫んだ。
「夏目さんは離してあげて!私だけでいいでしょ!?こんなこと夏目先輩が知ったらどうなるか…」
「言えるわけがないでしょ?知らない男に犯されましたなんて、口が裂けても言えないよねー?」
クスクスと笑っている三人組にかっと血が上る。
「もうおしゃべりはいいからさ、さっさとやることやっていい?」
近づいてきたニヤニヤと気持ち悪く笑っている男のうちの一人に、ぐいっと腕を掴まれるが何も怖くない。
さっきまで感じていた恐怖が嘘みたいになくなっていた。
「私とあんたたちは全然違う。宝槻乃愛は、たしかに傲慢でわがままで、人をいじめて優越感を感じていたような悪女だよ。…だけど、心まで腐ってなんてない。誰も乃愛を助けてくれる人がいなかっただけ」
乃愛だって、好きで悪女になったわけじゃない。
それなのに、こんな人たちと一緒にしてほしくない。
「…腹立つ。余裕そうなのも今だけだよ」
「や、やめて…!」
同じく口を塞がれていたガムテープを剥がされると、突然制服の中に手を入れられた光莉が悲痛に叫んだ。
「夏目さんは離してあげて!私だけでいいでしょ!?こんなこと夏目先輩が知ったらどうなるか…」
「言えるわけがないでしょ?知らない男に犯されましたなんて、口が裂けても言えないよねー?」
クスクスと笑っている三人組にかっと血が上る。

