「ほ、本当に?」 私は、驚きを隠せないでいると、琉珂は頷きポケットから小さな箱を出した。 「あの頃は、安物の玩具の指輪だったけれど、今度はちゃんとした指輪だ。それと…」 「愛海俺と、結婚して下さい。」 私は、嬉しくて涙が溢れただ頷くのが精一杯だった。 琉珂は、ホッとしたように微笑んだ。 「どうしても、あの頃みたいに、渡したくてここに来たんだ。それに、教会の事も驚かせたかったしな。」 「ありがとう…本当に、嬉しいし…びっくりしたよ…。」 琉珂は“大成功だな”とまた悪戯っぽく笑った。