「琉珂…」 琉珂は、真剣な顔つきになり私の肩を掴んだ。 「ここに来てくれたって事は、俺の気持ちに答えてくれるって受け取っていいんだよな?」 その時、あの頃のようにドキドキしていた。 まるで全てが、あの頃に戻ったかのように、気持ちが溢れ出した。 私は、搾り出すように声を出して答える。 「私……ずっと…ずっと琉珂の事、信じて…待ってたよ…。」 また、溢れ出した涙が、ゆっくり頬を伝う。