「愛海、大事な話しがあるんだ。」 琉珂は、真剣な顔をして力強く言う姿を見て、私は琉珂に圧倒され頷いた。 とりあえず私の家に上げて部屋で話しを聞く事にした。 「実は、また転校が決まったんだ…」 「うそ、そんな…。」 琉珂の言葉に私は愕然し黙り込んでしまう。 (どうして?あんなにお願いしてたのに…) 琉珂は黙り込む私の頭を優しく撫で、口を開く。 「そんな顔すんなよ、俺だって愛海と離れて暮らすなんて、耐えられないし。」