「わぁ~ありがとう♪」 チョコレートを半分に折って二人で食べた。 「このチョコ美味しいよね、私大好き♪」 「俺も、このチョコ好きなんだ。一緒だなっ!」 この時食べたチョコの味は、いつもよりも美味しく感じた事を10年経った今でも不思議と覚えている。 「愛海は、可愛いなぁ。」 「やだ、突然何よ///」 顔が熱くなり、俯く私に琉珂が、笑い出す。 「ハハッ!愛海トマトみたいに真っ赤だぞ、本当に可愛いよ。」