素直に、嬉しかった。


琉珂が、そんな風に思ってくれた事が…


「愛海?」


「なぁに?」


吸い込まれそうなくらいに琉珂は、真っ直ぐ私を見つめた。


「俺、愛海の事が好きだ。」



琉珂は、優しく包み込むように私を抱きしめた。



「わ、私も琉珂が好き、大好きだよ。」


私は、そっと琉珂の背中に腕を回した。



琉珂は私の身体から、ゆっくり離れると優しく微笑み、顔を近づけてキスをした。