「アンタさぁ、目障りなのよ。他のヤツらと楽しそうにしちゃってさ」
「恥晒しのアンタは、一生辛気臭い顔したまま過ごしているのがお似合いなの。
ルーシー様もそう言ってたわ」
つまりルーシーは、カノンが竜人侍女たちと上手くやっている様子なことが気に食わず、嫌がらせのために
カノンと一番親しいニアを自分側に引き入れようと目論んだ。
しかしニアはそれを断った。
それで怒りを買い、様々な嫌がらせをされていたのだ。
ニアがポンとカノンの肩を叩く。
そしてカノンの前に歩み出ると、キッパリ言い放った。
「お前らのような性根の腐ったヤツらのために、カノンを裏切るなんてあり得ない」
「な……っ」
更にニアは続けて宣言する。
「ワタシは今日で、歌姫様の専属侍女を辞める」
「はあ!?
そんな勝手が許されるわけないでしょ!」
それを受けてアリサが盛大に顔を歪めた。
しかし構わずニアは続ける。
「アナタたちにこれまで壊された物は全て記録済み。だから、それもきっちり弁償してもらう」
「アンタねぇ、いい加減にしないと……」
「―――いい加減にするのは、アナタたちよ」
「恥晒しのアンタは、一生辛気臭い顔したまま過ごしているのがお似合いなの。
ルーシー様もそう言ってたわ」
つまりルーシーは、カノンが竜人侍女たちと上手くやっている様子なことが気に食わず、嫌がらせのために
カノンと一番親しいニアを自分側に引き入れようと目論んだ。
しかしニアはそれを断った。
それで怒りを買い、様々な嫌がらせをされていたのだ。
ニアがポンとカノンの肩を叩く。
そしてカノンの前に歩み出ると、キッパリ言い放った。
「お前らのような性根の腐ったヤツらのために、カノンを裏切るなんてあり得ない」
「な……っ」
更にニアは続けて宣言する。
「ワタシは今日で、歌姫様の専属侍女を辞める」
「はあ!?
そんな勝手が許されるわけないでしょ!」
それを受けてアリサが盛大に顔を歪めた。
しかし構わずニアは続ける。
「アナタたちにこれまで壊された物は全て記録済み。だから、それもきっちり弁償してもらう」
「アンタねぇ、いい加減にしないと……」
「―――いい加減にするのは、アナタたちよ」

