「一ノ瀬くんには他に好きな人いるのよ。」 瞬殺だった。 私はとどめを刺された。 そんなこと言われなくても知ってるよ。 負けた。 この人にも・・・ 恋にも・・・ 全部負けた。 私は負け犬だ。 「ごめんなさいっっ!!」 私は立ち上がり、先輩に謝った。 負けを・・・認めるしかない・・・・・ もぅ意地を張る必要は無いんだ。 これで・・・私は悠チャンのただのファン決定。 だけど、ずっと前から私はただのファンだったのかもしれない。 私は・・・ファン以上にはなれないんだ・・・