皆は黙っている。 でも、そんな沈黙の空間を彼は破った。 「でもさ、幸ちゃんは生きてるよね・・・。」 ひぃちゃんは外を見つめたまま無表情で言った。 「会おうと思えば、 いつでも幸ちゃんに会いに来られるんだよ?」 この静かな病室にひぃちゃんの声だけが響いた。 ひぃちゃん・・・??