会議が終わり、 俺は胸を躍らせながら、幸の病室にダッシュで向かった。 幸にたまにしか来れないと言ったばかりだけど、 これだけは幸に伝えておきたい。 俺はノックもせずにドアを開け、幸に向かって大声で言った。 「広にぃが幸のために校内募金を実施するって!!!!!」 俺たちに小さくても眩しい光を見せてくれたのは、 俺たちの兄貴だった。