エマとシュシュの色あつめ まほうの国の七色ドレス

「さあ、ついたわ」

 シュシュとふたり、森の入り口へとやってきました。

「ここが、ようせいの森なの?」
「そうよ。さぁ、いきましょう」

 シュシュはエマの手をとると、森の中へと進んでいきます。

 なにかキラキラと光るものが、木のかげにさっとかくれました。

「ねえ、シュシュ。今のって……」
「ええ。どうやらようせいたちはかくれんぼのつもりみたいね」

 シュシュは、にっと笑います。

「さあ、エマ! ようせいをさがすわよ!」

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(えさがし)
森の中にようせいが5にん、かくれているよ。
見つけてね。
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「わあ! 見つかっちゃった!」

 ようせいの男の子は、羽をパタパタさせて、たのしそうに笑います。

「ぼくたちをみーんな見つけたきみたちには、ごほうび! トクベツな場所に案内するよ」

 ようせいに道あんないをされ、エマとシュシュは森のおくへと進みます。

「わあ!」

 そこは、いちめんの花ばたけ。
 赤い花、きいろい花。それからむらさき色の花が、ひらひらと風にゆれています。
 どの花の色も、とてもあざやかです。

「やったぁ!」

 うれしそうに笑ったシュシュは、とうめいなジュエルを3つ、かばんからとり出します。

「エマ、このジュエルをお花にくっつけてみて」
「わかったわ」

 エマはドキドキしながら、ジュエルを花に近づけます。

 赤い花びらにふれたジュエルは、すーっと花の色をすいこむように、ルビーのようなきれいな赤に変わりました。

「わあっ!」

 きれいに染まってキラキラとかがやくジュエルに、エマは思わず声を上げます。
 
 きいろい花にふれたものは、つややかなイエローに。
 むらさきの花にふれれば、ふかみのあるバイオレットに。

 それぞれの花の色へとジュエルの色が変わっていきます。

「すてきな色が見つかったわ」

 シュシュはとっても嬉しそうです。

 それからシュシュは、もうひとつ、ジュエルをかばんからとり出しました。

 こもれびがキラキラとふりそそぐ森の葉っぱにそれをかざせば、ジュエルはみどり色に染まります。
 まるでこもれびもいっしょに閉じ込めたように、小さな光のつぶがきらめくジュエル。

 シュシュが見せてくれたその色は、ずっと見ていたいと思うくらい、きれいでした。

「さあ、エマ。つぎの場所へいきましょう」

 シュシュのほうきにまたがって、ふたりはつぎの色をさがしに向かいます。

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 (ぬりえ)
ようせいの森のはなばたけ。
お花に色をぬってね。
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