「うるさい! こんな手いらない! 私じゃなくても誰でも書けるんだから!」
男からのネタ提供があれば、男の添削さえあれば、書くのは亜美である必要はない。
「そんなことはない。君だから書けてるんだ!」
「うるさいうるさいうるさい! そこから出ることもできないくせに、黙っててよ!!」
つい、言ってしまって亜美はハッと我に変える。
「ごめんなさい。私、勢いがついちゃって……」
けれど壁の中から返事はこない。
「ごめんなさい。本当に、ねぇ、謝るから返事をして」
亜美はそっと壁を撫でる。
その奥にいるはずの男にこの手の平の熱が届けばいいと願いながら。
男からのネタ提供があれば、男の添削さえあれば、書くのは亜美である必要はない。
「そんなことはない。君だから書けてるんだ!」
「うるさいうるさいうるさい! そこから出ることもできないくせに、黙っててよ!!」
つい、言ってしまって亜美はハッと我に変える。
「ごめんなさい。私、勢いがついちゃって……」
けれど壁の中から返事はこない。
「ごめんなさい。本当に、ねぇ、謝るから返事をして」
亜美はそっと壁を撫でる。
その奥にいるはずの男にこの手の平の熱が届けばいいと願いながら。



