「さあ、次はなにかな?」
 ルリは謎解きの本をひらきました。
 「三番目は『気まぐれな妖精の涙をもらうこと』だって!」
 「でも、妖精はどこにいるんだろう」
 ピヨちゃんがかんがえていると、ルリがなにかをみつけました。
 「あんなところにお花畑があるよ!」
 「ほんとうだ!妖精はお花が大すきなんだよ!」
 「いってみよう!」
 ルリは妖精をさがすためにお花畑をめざします。
 ルリたちがお花畑につくと、赤色や青色、黄色やピンク色のきれいな花がたくさんさいています。
 その花の上に、ちょうの羽をはやした小さな妖精がすわっていました。
 「やあ!こんにちは。きみたちはだぁれ?」
 妖精はルリたちをみてうれしそうにあいさつしてくれます。
 ルリもドキドキしながら妖精にこたえました。
 「わたしはルリです。こちらはお友だちのピヨちゃんです。わたしたちは、妖精さんのなみだをもらいたいんです」
 「いいよ!ちょうど、たいくつだったからね!そのかわり、ぼくになみだを流させる方法をかんがえてみてね」
 ※この部分に「タイプ診断」の仕掛けが入ります。
 妖精に涙を流してもらうために、あなたならどの方法を選ぶ?
 ピンときたものを選んでね!
 ①悲しませる
 ②笑わせる
 ③感動させる
 ④怖がらせる
 ①を選んだあなたは、やさしくて周りの人を気にするタイプ。その分、疲れちゃうから、たまには動物園やテーマパークで思い切り遊ぶといいよ!
 ②を選んだあなたは、楽しいことやおもしろいことが大好きな人。お友だちのお誕生日にサプライズをすると人気者になれるかも。
 ③を選んだあなたは、きれいなものが大好きなロマンチックなタイプ。水族館や博物館に行くといいことがあるはず!
 ④を選んだあなたは、スリルやドキドキが好きな人。海や山で、家族やお友だちと遊ぶと新しい発見があるかも。
 ルリは「わたしは、妖精さんをわらわせることにするよ」といいました。
 「うん、それにしようね。じゃあ、どうやってわらわせようかな?」
 ルリとピヨちゃんは、そうだんしました。
 「ねぇ、まだかい?待つのにあきちゃったよぅ」
 きまぐれな妖精は、足をパタパタうごかしてじれったそうです。
 そこでルリは、妖精にいいました。
 「それではいまから、ピヨちゃんとわたしがかんがえたクイズをだします。正解したらプレゼントをあげますね!」
 「ほんとう?ぼく、がんばるよ!」
 妖精は羽をパタパタうごかして、ワクワクしています。
 ※この部分に「クイズ」の仕掛けが入ります。
 クイズ
 いつもおサイフを持っている海の生き物はなぁに?
 ヒント
 ヤドカリやクマノミと仲良しだよ!
 答え
 イソギンチャク(昔は、おサイフをきんちゃくと呼んでいたから)
 「わかった!こたえは、イソギンチャクだ!」
 妖精はげんきいっぱいにこたえました。
 「正解です!正解者には賞品をプレゼントします」
 「おめでとう!ピヨピヨ!!」
 ルリがいうと、ピヨちゃんも大よろこびです。
 ルリは水飲み鳥を妖精にあげました。
 「わあっ!かわいい鳥さんだ!」
 「その人形はうごくのよ!お水を入れたコップをくちばしの下においてみてね!」
 「これでいい?」
 妖精はドキドキしながら、ルリにいわれたとおりにコップをおきます。
 するとルリは、水飲み鳥をうしろからチョンと押しました。
 「わあっ!ほんとうだ!うごいた!!」
 妖精がうれしそうにわらいました。
 水飲み鳥は、くちばしをコップのお水に入れるとシーソーみたいに、もとにもどったり、くちばしを入れたりをくりかえしています。
 「おもしろいなぁ。ずっとみていてもあきないよ!うふふ、あはは!!」
 妖精は水飲み鳥のうごきに大わらい。とうとう、おかしくておなかをかかえて涙ぐみました。
 「あ!そのなみだをくださいね!」
 ルリはいそいでハンカチで、妖精のなみだをふきました。
 「ありがとう、ルリとピヨちゃん。こんなたのしい一日ははじめだよ!」
 「わたしたちこそ、なみだがもらえてよかったです!」
 「ピヨちゃんに、にたお人形をよろこんでくれてうれしいよ!」
 妖精からお礼をいわれて、二人も大よろこび。
 ルリは三番目のミッションをクリアーしました!