メェトルにあんないされて、レインボーキャッスルへやってきました。
広いホールでぽつんとさみしそうにすわっているのは、ティアラ姫です。
「姫さま。おきゃくさまをつれてきましたよ」
「おきゃくさま? わたしに?」
とってもかわいいお姫さまですが、メェトルの言うように、表情が変わりません。
「いらっしゃいませ。わたしはティアラ」
「はじめまして。わたしはミア」
「わたしはセシリア。こっちはココ」
「来てくれてうれしいわ。でも、わたしにおもてなしができるかしら……」
困ったかおをするティアラ姫に、ミアは言いました。
「ティアラ姫、見ててね!」
ミアははいていたくつをぬぎ、広いホールのまんなかへとむかいます。
「ミア? なにをするの?」
「セシリアも、ココも、そこで見てて!」
ミアは、バレエをおどりはじめました。
うつくしいアラベスク、くるくるまわるピルエット、そしておおきくジャンプするグランジュッテ。
見ている人を笑顔にしたいと、ミアがれんしゅうしてきたふりつけです。
衣装もトウシューズもないけれど、ティアラ姫のためにいっしょうけんめいおどりました。
「ミア、すごーい!」
「おいら、かんどうしちゃった!」
「すばらしいです!」
おどりおえておじぎをすると、セシリア、ココ、メェトルが口々にほめてくれました。
「ありがとう。だれかを笑顔にするためには、じぶんがたのしむことが大切だって、セシリアがおしえてくれたから」
「ミアのバレエを見ていたら、わたしも笑顔になったよ。すっごくたのしそうだったもん」
「セシリア、ありがとう!」
そして……。
「すごいわ! なんてたのしいの! 見ているだけで、ワクワクしたわ」
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【お絵かき&ぬりえ】
ティアラ姫のかおをかいてみよう!
にっこり、笑顔にかけるかな?
ドレスやお城のホールも、じょうずにぬってみよう。
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ティアラ姫が、笑顔ではくしゅをしています。
「たのしんでもらえてよかった! いっしょうけんめいれんしゅうしたの」
みんなを笑顔にするプリマドンナになる。
そんなゆめへの一歩をふみだせたような気がして、ミアはうれしくてたまらなくなりました。
「ほんとうにすばらしかったわ! わたしのために、ありがとう。衣装をつけてほんもののぶたいでおどったら、もっとすてきになりそうね」
「じつは、明日がその本番のぶたいなの。よかったら、見にきてくれる?」
「もちろん! ぜったいに行くわ!」
ティアラ姫は笑顔でやくそくしてくれました。
「姫さまに笑顔がもどった!」
メェトルも、とびあがってよろこんでいます。
「あなたたちのおかげで、ティアラ姫さまにすてきな笑顔がもどりました。約束のレインボークロスをプレゼントします」
わたされた布は、見る角度によって色がかわって見えて、キラキラとかがやいています。
「わぁ……! すっごくキレイ! ありがとう!」
「よかったね、ミア! これでチュチュを作れるよ」
「さっそくお店にかえって、ミアのチュチュをつくるぽんっ」
「うんっ!」
ミアとセシリアは、もういちどレインボークロスのお礼を言って、ほうきにへんしんしたココにのりました。
「ティアラ姫、また明日!」
「また明日。ミアのバレエを、たのしみにしてるわ」
「うん! 本番では、もっともっと笑顔になってもらえるようにがんばるね!」


