ミアは夢みるバレリーナ~まほうの仕立て屋さんとの出会い~


ふたりがおりたったのは、まほうの国にあるレインボーフォレスト。

木も花も、見わたすかぎり、すべてがにじ色です。

森のおくには、キラキラとかがやくレインボーキャッスルも見えます。あのお城には、すてきなお姫さまが住んでいるといいます。

「すっごくキレイ! なんてすてきなばしょなの!」

思わずおどりたくなってしまいます。

ミアがとびはねるよこで、ココがたぬきのすがたにもどりました。

「ミアは、バレエが大好きなんだね」
「うん。わたしのゆめは、わたしのおどりでみんなを笑顔にすることなの。でも、うまくおどれるじしんがなくて……」

おどることは大好きだけど、レッスンでは、よく先生にちゅういされてしまいます。

「明日のはっぴょうかいも、うまくいくか不安でいっぱいなの」
「だいじょうぶ! わたしがかわいいチュチュをつくってあげる。それをきれば、きっとじょうずにおどれるよ」

セシリアはにっこり笑ってミアをはげましました。

「だれかを笑顔にするには、じぶんがたのしむことが1番たいせつなんだって、おばあちゃんが言ってたの。ミアにぴったりのチュチュを仕立てるから、たのしんでおどって!」
「うん、ありがとう! なんだか、ほんとうにじょうずにおどれそうな気がしてきた」

セシリアのおかげで、ミアはゆうきがわいてきました。

「それじゃ、さっそくレインボークロスをさがすぽんっ」
「レインボークロスって、どこにあるの?」
「それが、場所まではレシピにのってなくて」

こんどは、セシリアがしょんぼりとかたをおとしました。

「ごめんね。仕立てるのはとくいなんだけど、ざいりょうを見つけるのはにがてなの」
「じゃあ、いっしょにさがそう」
「おいらもてつだうぽんっ」

そうして、3人でいろいろなところをさがしました。

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【もんだい】

絵の中に、花かんむり、トウシューズ、チュチュにぬいつけるビーズがかくれているよ。

さがしてみよう!

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お花畑に、みずうみのほとり、森のおくにも入ってみました。

花かんむりやトウシューズ、ビーズは見つけられましたが、レインボークロスはなかなか見つかりません。

「うーん、見つからないね」
「どうしよう、はっぴょうかいは明日なのに……」

たのしくたんけんしながらレインボークロスをさがしていたミアも、しだいに不安になってきました。

あたらしいチュチュがなければ、ぶたいに立てないのです。

すると、とつぜん、うしろから声がきこえました。

「レインボークロスをおさがしなら、わたしがご用意しましょう」

ミアとセシリアがふりかえると、そこにはちいさなヒツジが立っていました。

まっしろなモコモコのヒツジはメガネをかけ、テイルコートとよばれる黒い服をきています。

「あなたは?」
「わたしはティアラ姫さまのしつじ、メェトルです。あなたたちにお願いがあるのです」

メェトルはいいました。

「ティアラ姫さまは今、笑顔をなくしてしまっています」
「笑顔を?」

レインボーキャッスルに住むお姫さまは、お城をおとずれる人が少ないさみしさから、たのしいという気持ちをわすれてしまったといいます。

「どうか、姫さまに笑顔をとりもどしてほしいのです。それができたら、レインボークロスをプレゼントします」

すると、セシリアはこまったように言いました。

「笑顔をとりもどすって、いったいどうしたらいいんだろう?」
「おいらが、へんな顔をしてみようか?」
「うーん」

セシリアとへんな顔をしているココが、うでをくんでなやんでいます。

そこで、ミアは言いました。

「あのね、わたしにかんがえがあるの」