「ま、まかせてって……。本番は明日なんだよ?」
ミアのチュチュができるのに、1ヶ月はかかったはず。
「ミア、ここがなんのおみせかしってる?」
「たしか、さっき〝まほうの仕立て屋〟って」
「そうだよ! だから、すぐに仕立てなおしてあげる」
すると、セシリアは「まってて!」と言って、店のおくへと走っていきました。
もどってきたセシリアは、手に大きなノートを持っています。
「それは?」
「おばあさまの『まほうの仕立てレシピ』。わたしは、おばあさまからこのお店をついだばかりなの。ほら、ここを見て」
ミアは、セシリアがひらいたページをのぞきこみます。
そこには、さまざまな服の仕立てかたが書いてあります。
・ー☆ー・ー☆ー・ー☆ー・
【クロスワードもんだい】
チュチュにひつようなものは……レインボー◯◯◯
【こたえ】クロス
・ー☆ー・ー☆ー・ー☆ー・
「レインボークロス?」
「まほうの国にある、にじ色にかがやく布なの。どんなふくやドレスだって、キラキラでかわいくつくれるんだって」
「わぁ! すてき!」
セシリアがパチンとゆびをならすと、かわいらしいたぬきがやってきました。
「ココ、わたしたちをまほうの国までつれていってくれる?」
「おいらにおまかせだぽんっ」
ココと呼ばれたたぬきが、はっぱをあたまのうえにのせて「ぽんぽんっ」とつぶやくと、ぼんっとおおきな音とともにもくもくとしたけむりにつつまれました。
たぬきだったココは、おおきなほうきにへんしんしたのです!
「すごぉい!」
「ミア、ココにのって」
「うんっ!」
ミアとセシリアはほうきになったココにのり、空へととびたちました。


