覚悟を決めた夏、あの空の向こうに




 翌日、私は真央と賢斗くんに連れられ昼からお出かけ。

 近所にある神社に、むかってるんだけど……


 なぜか後ろを振り返ると、いつものメンバーや同じ顔ぶれの子が勢ぞろいしてる。

 もと、毬栗頭のイガちゃんまで姿を見せていた。


 その横には、仲良しのカワイイ女の子がいるではありませんか。 

 この姿を見たら、真央が不快に思うかもしれないけど、しかたないよね。


 神社へ向かって歩く私たちの目の前にそびえ立つ大きな鳥居をくぐって、私たちは進んでいく。

 こじんまりとした朱色の建物を目にして、幼少期の記憶がよみがえってくる。


「この神社おぼえてるよ、なつかしい……」


 私の言葉を耳して、賢人くんが勝ちほこった顔をしながら言ってきた。


「だろ、昔となにもかわってないからな」



 私が幼いころ、真央と賢斗くん毬栗イガちゃんと、よく四人で遊んでいた。



 東京の暮らしの中で、真央とお父さんに会いたい思いばかりで子供の頃の楽しかった記憶を忘れてしまったみたい。