覚悟を決めた夏、あの空の向こうに



 店の商品、レモネードジュースを勝手に飲んでる男の子がいるじゃないですか!


「あなた……」


 昨日、ちょっとだけ店先に顔を出して逃げていった男の子、賢斗くんだった。

 しかも、親しげに右手を上げながら白い歯をキラッと見せ、私に向けて馴れ馴れしく話かけてくる。


「よう、美央。ひさしぶりだな」


「えっ、ひさしぶりですって?」



 首を横に傾げながら真央を見ると、ニヤニヤと気持ちの悪い笑顔を私に向けけてくる。



「なによ真央、言いたいことでもあるの?」


「……」


 今度はそっぽを向いて知らん顔、でもすぐにニヤニヤして気持ち悪い。

 真央は、お店のテーブルに置いてあったタブレットを手に取り、文字を打ち込み始めた。


 そして、文字が打ち込まれた画面を私に見せつけてくる。



 そこには……