覚悟を決めた夏、あの空の向こうに



「おいしかったよ!」


 満足する私に、真央はニヤリと笑顔で答える。

 カレー鍋を見ると、中身は空で食べつくしたようだ。


 朝食のお世話をしていた真央が食事を始めた。

 食パンにレタスやハムをは挟んで、おいしそうに食べている。


「ちょっとちょっと! なんで真央だけ……」


 話かけても知らないふり、都合の悪いことは聞こえないらしい。


 お父さんと律子さんの仕事は手伝えないので、私は真央と遊びに行くことにした。

 一緒に洗い物を済ませ、私は長い黒髪をポニーテールに結ぶ。


 真央も同じ髪型にしてあげたけど、毛先が肩に掛かる程度の長さなので私よりも小さくて可愛いい感じのポニテになってしまった。

 でも、よろこんでくれてるみたいで笑顔を見せている。


 住居スペースから店に行くと、椅子に誰かが座ってるのに気づいた。



「お客さんかな……」



 真央も誰か気になるみたいで、ちかづいてったはいいけど相手の顔を見て驚いてるようす。



 私も覗き見るように視線を向けてみると……