覚悟を決めた夏、あの空の向こうに




 翌朝、私は太陽の光が部屋に差し込む眩しさで目がさめた。

 夜おそくまで起きていたのと、旅の疲れで体がだるい……



 ――突然、となりの部屋でラッパの音が鳴り響いた!



「なに!どうしたの!?」


 時計を見ると午前六時、東京では寝てる時間帯。

 律子さんの「真央さん、いまおきるから!もう勘弁して!」と大きな声が聞こえてきた。

 私は眠むけ目で上半身を起こし、部屋を見回すと真央の姿がない。


「あれ?」


 首を横に傾げ、不思議顔をしていた次の瞬間。



 ――パッパッパララパラララーッ!



 おおきな音でオモチャのラッパを吹きながら真央が部屋に入ってきた。


「うるさーい!」


 すでに目を覚まし、起きてる私を見た真央はラッパを吹くのを止めて部屋を出て行く。



「いつまで寝てるんだ、早く起きれってことなのね、わかったわよ!」