そしてすぐに、口を開いて言ってきた。
「……ようこそ美央さん、初めまして山本律子(やまもとりつこ)です! まってました大歓迎、ウエルカムようこそ父島へ! 妹の真央さんと背格好も変わらないわね、まるで双子みたいです! かわいいは正義、うれしくてしかたないわ! 今晩、三人で一緒に寝ましょうね!」
「山本律子さん、ですか……」
「そうよ、気軽に律子でもいいわよっ!真央ちゃん!」
律子さんは、威圧感のある外見から創造もできないくらい面白い人だと思った。
あきれ顔で隣の真央を見ると、いつものことよ、と言わんばかりに余裕の表情で眠そうにアクビまでしてる。
そうか、この人がお父さんに変わって、私のことを迎えに来てくれたんだ。
「学校では、ごめんなさ。あんな態度とっちゃって」
「いいのよ、気にしないで未央ちゃん」
「でも……」
「それより、うまいことやりましたね。フェリーが出てったら、嫌でも一週間は父島に滞在することになりますから」
「はい……」
「あとね、学校の先生には私が謝って事情を説明してきたし、お母さんにも連絡して話をしてあるから、未央さんは安心してね」
「本当ですか……」



