覚悟を決めた夏、あの空の向こうに



 きっと、不審者を見るような目で私をにらみ付けてるだろう。

 そうじゃないのに……


「最悪だよ……」


 もしかしたら、何かの用事で学校に来ただけなのかもしれない。

 自分の自転車に乗って帰宅しようと思ったら、私と出会ってしまった。

 私は自分の顔を横にそらして手で隠し、なるべく正体が分からないようにしてる。


「もう、ダメなのかな……」


 人口が三千人ぐらいの島なので、見なれない人がいたらすぐにわかってしまう。

 きっと、この子も誰かを呼びに行ってしまうんだろうな……


 そんなことを思っていると、先生や大人たちが近づいてくるのが見えた。




どうしよう……