覚悟を決めた夏、あの空の向こうに



「このまま学校から道路に出て走り続けたら、捕まっちゃうかな?」


 作戦変更、校舎の裏に行き先を変えた。

 幼少の頃に住んでた島だけど、この近辺は記憶にない。

 学校の校舎も形がわからず、手探りで隠れる場所を探すしかないよね。


「どうしようっ!」


 とりあえず、体育館の裏に身をかくし、かべの角から顔を出して周りを見回す。

 見付からないように、そっと顔を出してみると……


 数名の大人が外に出て話し合ってる。

 きっと、校内にいた先生たちだろう。

 隣に座ってた女の人もいるみたい。


「たいへんなことになってきたよ……」


 さっきまで私を見張ってた先生が、ほかの人に指示してるみたい。

 静かに様子を見てると、バラバラに散らばって探し始めた。



 どうしよう……