覚悟を決めた夏、あの空の向こうに



「もういいから、学校に入って」


「ここ、小学校ですけど……」


「いいから入りなさい!」


 反抗的な態度の私を見て、先生はイライラしてるみたい。


「わかりました」


 これいじょう怒らせたくないので、渋々だけど素直に言うことを聞く。

 ふてぶてしい態度の私は、先生に案内されて学校の中に入る。

 私のキャリーバックは、先生が手に持ったまま校内に運び込んでいた。


「逃げられない……」


「なにか言いましたっ!倉橋美央さん!」


「いえ、べつに……」




 先生の気迫に押されて、私は黙り込んでしまう。