可愛い私の妹は世界最強の魔法使いです!?

「そこで。」

本題なんだな。空気が変わった。


「この子は世界に1人の逸材だ。この子は魔法研究の先進国、アルカシアに預けるのをおすすめする。その他にも、毎週の魔力移動、四天王契約、をしなければならない。」


え。。。
ニアと離れるの?ニアと離れ離れになっちゃうの?


アルカシアは電車で1時間の近めの都市だ。だけど、運賃が馬鹿みたいに高い。
そんなとこにここから毎週行く。。。?
家計がぶっ壊れる。
ニアと離れる。。。?
わたしがぶっ壊れる。
でも、

「嫌だ。。。ニアと一緒に居たい。。。」


呟いたわたしに3人が注目した。
司書さんは怪訝な顔をしていたけど、お父さん、お母さんは決意のこもった顔をしていた。


「アルカシアに預ける以外の方法はありませんか?ここからアルカシアに行くのはダメですか?」
「愛娘を離すことはできません。。。!」
「お願いします。。。っ!」


家族全員で頼みこむ。
ニアは相変わらずにこにこしている。

司書さんは難しい顔をしたけどやがて口を開いた。


「。。。知り合いに当たってみます。また1週間後にまた訪ねます。」


わ、ニア、留まれそう?
よかったあ。。。!